2021年にはZ世代にノスタルジックなトレンドが多くみられた。そのうちの1つはカラフルな正方形のモチーフのかぎ針編みのファッションだった。
かぎ針編みの魅力
かぎ針編みでは、1本のかぎ針を使い基本的な技術だけで作成できる。このシンプルさはユニークな手作りアイテムを作りたいと思う多くの若者がかぎ針編みを選ぶ理由の1つである。
パンデミック後のファッショントレンドとして「かぎ針編みのDIY」というキーワードが動画投稿サイトYouTubeと写真共有サービスPinterestに多く登場した。
特に、Z世代に好まれているショートビデオプラットフォームTikTokでは、かぎ針編みに関連するハッシュタグ(#crochet、#crocheting、#crochetaddict)が53億回ビューに達した。
また、環境やさしく、リサイクルでき、耐久性にも優れたウールが使われていることも支持された理由とみられる。
かぎ針編みの効果
この手作りファッションは、癒し効果があるとしてベトナムのみならず世界でも注目されている。
リズミカルな動きや集中力が精神を安定させ日常生活のプレッシャーを緩和させメンタルヘルスの改善につながる。
そのことから不安、うつ病、ストレス解消に役立つとされかぎ針編みが治療法としてみなされている。
実際に新型コロナが流行したときに初めてかぎ針編みをするようになったティエン・ガンさん(Thien Ngan/20歳)は、インターネットに何時間もさらされた後のストレスを和らげリラックスでき、始めて以来不眠症も大幅に改善したと話す。
さらに編み物は右脳と左脳の協調を改善する効果的な方法とも言われ、それは創造的な思考と同時に手と目の働きを改善するのを助けるとされる。
ミネソタ州(米国)のメイヨークリニックの調査によると、針編みや編み物などの工芸関連の趣味を持つ人々は、アルツハイマー病のリスクを30%から50%減らすことがわかってる。
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