JERA、再生エネルギー大手に150億円出資

東京電力ホールディングスと中部電力が出資する発電事業会社JERA（ジェラ）は子会社のJERAアジア（シンガポール）を通じて、ベトナムの再生可能エネルギー発電事業大手ザライ電力（GEC/ Gia Lai Electricity JSC）の株式の約35.1％を取得した。取得価額は約150億円とされる。

JERAは、2025年までに再生可能エネルギーの発電容量を5,000メガワットに増やすことを目指しており、今回の出資はその一環となる。

GECへの出資により19万キロワットが追加され、同社の自然エネルギー発電容量は190万キロワットとなる。

また、JERAはGECと共同で太陽光発電や陸上風力発電のプロジェクト開発を行うことも検討している。
JERAは既にインドやタイなどアジア各地で再生可能エネルギー事業に参画しており、2005年からはベトナムでガス火力発電所を運営している。

GECは水力、太陽光、風力発電所を保有し、合計で約60万キロワットの発電能力を有している。
JERAによると2025年までに1,700メガワットまで引き上げることを視野に入れている。