相手を思う気持ちも包む・日本のラッピング文化

Bài: Miki Yoshido, Lăng Vi/ Ảnh: Miki YoshidoApr 13, 2018

相手を思う気持ちも包む。日本のラッピング文化

日本には、昔から「包む」文化があります。大切な相手にけがれのないものを差し上げたいという思いから始まったと言われる習慣で、物だけではなく「思いやり」も一緒に包んでいるのです。現在は、「包むこと」はよりカジュアルに行われるようになりました。贈り物は包装して渡すことが一般的で、無料のラッピングサービスがあるお店も多いです。また、自分で材料を買ってオリジナルのラッピングをする人もいます。

おみやげは、旅先で相手のことを思って選ぶもの。それだけでも十分喜ばれますが、包むことで、より気持ちが伝わる贈り物になります。私は、同じおみやげを買った場合でも、贈る相手にあわせてリボンや包装紙の色をかえて包み、手書きのカードを添えて贈ります。このひと手間も、贈り物の一部だと考えているからです。

高い材料を買ったり、難しいことをしたりする必要はありません。日本の100円ショップでは、簡単なラッピングの材料がたくさん売られています。おみやげを選ぶついでに、袋やリボンを買って、ラッピングをしてみてはいかがでしょうか。きっと、いつも以上に喜んでもらえると思いますよ。

お手軽ラッピング

旅行では、親しい人へのおみやげ選びも楽しみのひとつ。心を込めて選んだおみやげをもっと素敵にする、かわいいラッピングをCommunucation StylistのMiki Yoshidoさんに教えていただきました!材料は、手元にあるものや、近くに売っているものでOKですよ。

ボックスを包装紙で包んでよそいきに

目上の人への贈り物にも。

用意するもの:

箱に入ったおみやげ/包装紙/紐やリボン(今回は毛糸)/はさみ/テープまたはのり/メッセージカード

用意するもの


❶ 箱の大きさに合わせて、包装紙をカットする。包んだときに紙が重なる部分が1cmくらいの大きさが使いやすい。試しに包んでみて、紙が余って包みにくい場合は、切って調整する。

ステップ1


❷包装紙に、箱の上側が下になるように箱を置き、くるむ。紙の重なり部分をテープまたはのりでとめ、端を上側から折りこむ。

ステップ2


❸ さらに、端を横→下の順に折り込み、紙が長すぎた部分も内側に折り込んで、テープまたはのりでとめる。箱の上部が上になるように置きなおし、リボンや紐をかける。

ステップ3ステップ3

[point]

目立たないテープか、デザイン性の高いシールがおすすめ。

小物と同じ色やモチーフのマスキングテープやカードを使うとかわいさUP♪

ひとこと手書きのメッセージを添えるとGOOD。

出来映え

見た目がかわいいお土産は、透明な袋で「見せ」ラッピング

用意するもの:

今回は招き猫の置物)/透明な袋(できれば底マチ付)/クリップ/ひも/ポチ袋(またはタグやミニカード)/マスキングテープ/コースター(今回は布製)/パンチ/はさみ

用意するもの
❶ 袋に半分に折ったコースターを入れ、その上に小物を置く。ない場合は、折り紙などを敷いても良い。座布団がわりのコースターがキュート♡

ステップ1


❷ 袋の上部を折り曲げてマスキングテープを貼り、クリップでとめる。かわいいクリップがない場合は、シンプルなクリップにマスキングテープを貼って飾っても OK。

ステップ2


❸ ポチ袋にパンチで穴をあけ、紐を通して袋につける。ここにメッセージを書くのもおすすめ。

ステップ3

[point]

マスキングテープやカードは、小物と同じ色・モチーフのものを使うとかわいさUP♪
出来映え

SENDA MAYU/ kilala.vn

Miki Yoshido | 吉戸三貴 Communication Stylist

Miki Yoshido

東京で活動するコミュニケーションの専門家。気持ちを伝えるコミュニケーションとして、手書きのメッセージや簡単で可愛いラッピングを提案している。海外でのワークショップなど、幅広く活動中。

[blog] ameblo.jp/kyara-communication/(日本語)

[instagram] @mikiyoshido


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