スペインのバルセロナで行われたオークションで、ベトナムのコレクターに売却された19世紀のグエン朝時代(1802年から1945年にかけて存在したベトナムの王朝)の2つの骨董品マンダリンハットとニャットビン(Nhat Binh)ドレスがベトナムに返還されることになった。
これら2つの骨董品は4月中にスペインからベトナムに空輸される予定。
落札した不動産開発会社サンシャイングループはトゥアティエン‐フエ省に寄贈する意向で、4月1日に同省の人民委員会は2点の骨董品を受け取る方針を承認した。
これらはフエ宮廷美術博物館に保存・展示される予定。
漆と金箔を施した木箱付きのマンダリンハットは500~600ユーロ(約6万7000~8万1000円)で出品されたがオークションでは1,200倍もの値がついた。最終的には60万ユーロ(約8100万円・税別)で落札された。
四角い襟のデザインが特徴的なニャットビンドレスは、かつてグエン朝の皇太后、皇后、王女が着用した普段着の一つとされ、こちらも高値で落札された。
落札価格の合計は、およそ150万ドル(約1億8400万円・税込)になったと予測されている。
〈Bo VanHoa,TheThao va Dulich/Vietnam Plus〉
※これらのニュースは各ソースを参考に記事を編集・制作しています。
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