地元航空会社、高給でパイロット募集

バンブーエアウェイズ、ベトジェットエア、ベトラベルエアラインズなどの国内の航空会社が国際線再開に伴いパイロットと客室乗務員を募集している。

バンブーエアウェイズは、パイロット、客室乗務員、航空会社代表者、技術者などを募集している。
ワイドボディボーイング787の機長の場合、最高で月収13,300ドル（約155万円）、副操縦士の場合は8,000ドル（約93万4000円）。
ナローボディ機のエアバスやエンブラエル195では、機長の最高月収は約10,450ドル（約122万円）、副操縦士は6,300ドル（約73万5000円）以上となっている。
客室乗務員は最高月収1,500ドル（約17万5000円）、チーフ客室乗務員は3,000ドル（約35万円）となっており2021年後半から客室乗務員を募集している。

ベトラベルエアラインズもエアバスA320のパイロットを増員募集しているが、収入の詳細は明らかにしていない。同航空は相当数の客室乗務員を募集している。

同様に、ベトジェットエアも今年末までエアバスA320とA330のパイロットと副操縦士の募集を発表している。

航空業界の回復に加え、新規航空会社設立のプロジェクトが相次いだため、現地航空会社の採用需要が増加した。

ベトナム民間航空局（CAAV）によると、2月の航空旅客数は610万人超に達し、2021年2月と比べ57.8％増加した。このうち、海外からの旅行者は10万5000人で、2021年2月と比較して350％増となった。航空による貨物輸送量は113,000トンに達し、2021年2月と比較して27.6％増となった。

ベトナム航空ビジネス協会副会長は最近のセミナーで、2月15日から国際航空路を再開し、3月15日から外国人観光客に国境を開放することを決めたことで、ベトナムの航空業界が徐々に回復し、国の経済発展に貢献するための好条件が整うだろうと述べた。

民間航空局航空輸送部副部長は、2022年にベトナムの航空市場は、約800万人の国際旅客と600万人の外国人観光客を含む4200万～4300万人の旅客にサービスを提供できることを期待すると述べている。