JALとともに“羽ばたく”バインミー
Cùng gặp anh Fujimoto - chuyên viên phụ trách các suất ăn của Japan Airlines tại Hà Nội, nghe anh thuật lại câu chuyện về sự ra đời của bánh mì...Sep 27, 2018
飛行機の深夜便を利用する際、寝起きで朝食が美味しくなかった経験はありませんか。今年の3月、ハノイ発JL752便を利用したお客様は朝食で初となるベトナムの郷土料理・バインミーを楽しむことができました。今回、Kilala編集部はJALハノイ空港所の藤本氏にお時間をいただき、こんなに面白くて大胆な発想のメニューが生み出されるまでのお話を伺いました。
JALハノイ空港所の藤本氏。
シンチャオ(ベトナム語で「こんにちは」の意味)! JALハノイ空港所の藤本です。
今回はハノイ発JL752便を利用したお客様へご提供する、早朝起きたばかりの皆さまのお口にも合うような朝食をご紹介します。それはフレッシュなアピタイザーとともにお届けし、ハノイの朝を連想させる「JALオリジナルバインミー」です!
ベトナム料理というとフォーや生春巻きなどが有名ですが、ソウルフードであるバインミーもおすすめです。バインミーとはフランスパンにお肉、パテ、なます(野菜の酢漬け)をはさんだベトナム風サンドイッチのことです。最近では日本でもベトナム料理がブームであり、中には、「本場バインミーを食べてみたい」という理由から旅行先をベトナムにされた方もいるとのこと。
JALオリジナルバインミー。
どの航空会社も機内食提供は重要なサービスです。そうしたなかでフライトタイムの短い、深夜発の機内食はご提供が朝食となります。しかし、メニュー内容が限定され、かつ海外出発の機内食への期待の薄さもあり、食べるよりは寝ていたいとのお客さまの声もいただきます。このような状況を打破したい、ご提供するからには最高のものを食べていただきたいとの思いから、ターム開始時の客室乗務員へのアンケートや、ハノイ独自のスタッフ向け機内食へのアンケートなどを実施し改善策を検討しました。そうするうちに、メニュー内容も増え、DVS(食品接種の多様性得点)やお客さまの評価も少しずつ上がってきました。
それでも、やはり食べるよりは寝ていたいというご意見が引き続きあります。そのため、機内食を簡素化するか?出発時に軽食をお渡ししいつでも食べられるようにするか?などの声も上がりました。しかし、お客さまをワクワクさせれば、朝早くてもお客さまはきっと喜んで食べてくれるに違いないと考え、「五感で感じる朝食」をテーマに3つのメニューを提案しました。その中で自身のベトナムへの感謝の気持ちから、一品はベトナム料理を導入したいとの思いがあり、バインミーの導入をすすめました。私自身、街中のバインミー店を食べ歩き、味を研究し、委託先とも何度もミーティングを持ちました。その結果、今年の3月から、ハノイ発機内へバインミーをお届けできることになりました。
JALのバインミーは月替わりのテーマの中で作られています。たとえば、3月のテーマは「ハノイの喧騒~Sounds of Hanoi~」です。バイクや車がひしめき合う、活気に溢れる朝のハノイ。フォーやソイなどの屋台とともにバインミー屋も並ぶ。その中でもひときわ行列のできる店がある。バイク越しにバインミーを買い求める人々、その光景に無意識に引き付けられます。そう、ベトナムの朝の定番バインミーです。JALオリジナルバインミーでは癖の少ないパテを使用し、ほど良いコクを作り、青パパイヤとキャロットのなますで軽快な食感を出しました。流行りのインスタ映えするパッケージと共に、トッピングのパクチー・チリソースをお好みで加えていただくように添えました。
4月は「ハロン湾の朝日~Sunrise from Ha Long Bay~」をテーマにハロン湾トリップをイメージした空弁スタイルの「鶏照り焼き丼」、5月は「ホアンキエムで朝散歩~Morning walk beside Hoan Kiem Lake~」をテーマにホアンキエム湖畔での優雅なモーニングを思わせる「フレンチトースト」と続きます。
委託先であるケータラースタッフも日本航空の機内食にベトナム料理が搭載されるとのことから大変喜んでくれ、様々な提案や調整に対応してくれました。その甲斐あり、ベトナムローカルテイストを守りつつ日本人の口にも合う新感覚のバインミーを提供することができました。少しでも多くのお客さまに喜んでいただき、さらには地域に貢献できる機内食として今後も飛躍させたいと思っています。
kilala.vn