5000年前の井戸水で育てたクレソン

クアンチ省（Quang Tri）ゾーアン集落（ゾーリン区/ Gio Linh）の住民は、5000年前（チャンパ王国時代）の井戸水を使ってクレソンを栽培している。

クレソンはきれいな水源があるところでないと植えられない。
水のきれいなところに植えてこそ、みずみずしい。少しでも土や汚染された水が付着すると、黄色く変色して枯れてしまうそうだ。

村の人々は、チャンパ王国時代の4つの井戸の新鮮な水を利用し、12ヘクタールでクレソンを栽培している。
肥料を使う必要もなくきれいな水だけで育てられた同村の野菜は他の地域より高い値段で販売することができる。

10月から3月にかけて収穫され、ひと房5000～7000ドン（約25～35円）で売られる。住民たちは1日に数十万ドンの収入を得ている。
このクレソンを求めて遠方から買いに来る人も多い。